ヤスマサ

アナライズ・ミーのヤスマサのレビュー・感想・評価

アナライズ・ミー(1999年製作の映画)
3.9
ニューヨークの悪名高いマフィアのボス、ポール・ヴィッティ(ロバート・デ・ニーロ)と、気の弱い精神分析医ベン・ソベル(ビリー・クリスタル)の関わりを描いたハートフル・コメディ。

ベンは、ポールの治療を最優先にさせられるため、私生活まで無茶苦茶にされるが、ポールはお構いなしといった風。
初めのうちはチグハグとした関係だが、依存度を高めていくポールに、ベンも態度が横柄になっていくところや、敵対するマフィアやFBIが複雑に絡んでいくところが面白い。
二人にはいつしか友情めいたものまで芽生え、ベンがポールを全ての意味で救うべく尽力する姿は爽快でもある。
BGMにジャズを使い、通してスタイリッシュだ。
最後の最後で、トニー・ベネットの登場に感嘆してしまう。
納得の一本だ。
ヤスマサ

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