恥ずかしながら「バーフバリ二部作」は、劇場でスルーしてしまい（というか公開館数が少なすぎた）、今もなお見てないという有り様。同じ轍は踏むまいと劇場へ。
なるほど、これは面白い。というか面白いという以外に形容のしようがない。
運命的に出会い翻弄された男二人の友情。設定はメロドラマとしてベーシックな気がするが、とにかく全編見せ場の連続で、3時間という上映時間まったく飽きない。
黒澤明監督は「七人の侍」を作る際「日本映画はお茶漬けサラサラ、肉汁が滴る分厚いビフテキのような映画を作りたい」というようなことを言ったらしいが、本作はまさにそんな感じで見終わるとお腹いっぱいになるエンタメ度。
橋の上でロープ、旗、バイク、馬を用いたアクションから屋敷での火と水、動物を使った対決など、どうすればこんなアクションが思い浮かぶんだ！？と感動すら覚えるフレッシュさ。
観ている側が思わず力んでしまうよう、足の筋肉を撮るなど演出も確か。
いや、ほんとにこれ面白いよ、と言いたい。
というか自分もバーフバリ見なきゃな……。
