うりた

RRRのうりたのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
4.8
どうしよう…溢れ出る想いが強すぎて感想が書けないwww
とにかく心の底から力が漲るようなすごくエネルギッシュで強い映画でした。
普通なら映画2本できそうな物語を1本でやってる。
バーフバリより現代へのメッセージ性が表れた作品だと思います。
これをインド人全員の総意だと思ってはいけませんが、イギリス植民地支配に対してインドの方々がどう思ってたかとか全く知らなかったので少しだけ国民感情がわかった気がしました。

パチスロの演出かっちゅうぐらいど派手なタイトルに地鳴りのような音楽。
インドの言葉は全くわからないのですが、音として聞いたときにめちゃくちゃ耳触りが良くて気持ちいいんですよね。声だけで構成された曲が特にかっこよい。
何度も繰り返される劇中歌の歌詞も翻訳が本当に良くて、特に「成文律と不文律の〜」のくだりが個人的にはたまらなくツボです。水と炎とか正反対の人間の組み合わせが死ぬほど好き………ドスティーーーー!!!!

バーフバリやマガディーラもそうでしたが、最初は数々の名(迷)演出に「え?www嘘でしょwwwwww」と草生やしまくってしまいますが、そのシーンが終わる頃には「いや、ここはこの演出しかあり得ないわ(曇りなき眼)」となってしまうんですよね…。CGのクオリティも上がってるし。なんなら頭が追いついてないのに感情高ぶりすぎて泣いたりしてる。ナートゥのシーンとかやばい。
今作で気付いたんですけど(インド映画全般がそうなのかわからないのですが)、観る側に「察する」とか「汲み取る」という行為を求めるような意味深なシーンとかセリフってあんまないですよね。ストーリーもセリフも全てが真っ直ぐ。
だから頭を使わなくても心に100振れるっていうか…意味伝わります?????

主役(特にラーマ覚醒後)がほんっっとかっこいいし美しい…あの力強い眼差しに吸い込まれたい。
今回ダンス成分足りないな〜と思ったらちゃんとあって良かったです。これぞインド映画だー!!って感じで。

エキストラの数もすごくて(あれCGじゃないですよね?)インドやべーとしか言えません。
監督にはこれからもリアリティとかガン無視で突っ走ってほしい。
あと2回劇場に観に行きたいと思います。
ふー感想書けた。良かった。
うりた

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