ぱてじ

RRRのぱてじのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
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初めてのインド映画鑑賞。

これが初めてで良いのだろうか、いや、良いのだ!と思いながら見た本作。
以前予告編を映画館で観て気になってはいたのだが、予想を遥かに上回る興奮と映像だった。

インド独特の演出なのだろうか、戦いのスローモーションやズームの演出、展開の速さと独特な音楽使いがあまりにも私の中で青天の霹靂といったところで、何もかもが驚きの連続。
内容自体も単純で目的がはっきりしていながらも引き込まれて、飽きずに鑑賞することができた。

先述した通り、インド映画は本作が初めてなのでこれがインド映画の普通の演出なのか、展開なのかは未だ理解できていないというのが正直なところなのだが、独特な演出や雰囲気、戦術が私のツボを刺激し続け劇場で肩を震わせて息を殺しながらたくさん笑った。
製作陣が笑いどころとして撮影していないところもあるだろうが、少なくとも私には興味深く面白く、そして新鮮で楽しかった。

戦闘シーンや馬に乗るシーンは撮り方にライド感があって最高だし、『ありえないだろ!』と突っ込みたくなるくらい最強すぎる二人の男に目を奪われて、敵が可哀想になるくらい強い二人に見惚れてしまった。

あととにかく英国人が悪者として描かれていたのが印象的。全ての世界のトラブルを辿ると大英帝国につながる、なんていうけれど、インドと英国の具体的なトラブルや歴史はどんなものだったのだろうか。
世界史は暗いので、改めて調べてみたいと思う。

これをきっかけにいろんなインド映画を鑑賞したい気持ちもあるが、今作はインド映画史上最高にお金をかけていると聞いた。
映画は制作費で凄さが決まるわけではないのは理解した上ではあるが、これ以上のものが出てくるのか、と思ってしまうほど衝撃的で楽しかった。
ぱてじ

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