ひろゆき

RRRのひろゆきのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
1.6
銀幕短評(#654)

「RRR」
2022年、インド。2時間59分、公開中。

総合評価 31点。

ついに観ました。しかし今回ばかりは ひとめをはばからずにいいますが、はっきりいって この映画はカスですわ(ここ、吐き捨てるような口調です)。わたしが生まれかわって観たくない映画のワースト10に はいりますよ。いままでそんな発想をしたことがなかったけど。みなさんが なぜそれほど高い評価を与えておられるのか、さっぱりわかりません。そこにとても興味があります。この小文をアップしてから、つらつら拝読しようと思います。

もともとわたしはインド映画は かなり好きです、歌って踊るし。たとえば、「バーフバリ」「あなたの名前を呼べたなら」「バジュランギおじさん」「ダンガル」「めぐり逢わせのお弁当」などなど。まえにインドに出張したことがありますが、週末に現地の映画館で地元民といっしょに踊ろうか などと計画したこともあるくらいです(じっさいには、ニューデリーでタクシーをいちにち雇って、タージマハルまで弾丸ツアーをしました)。「あなたの名前を~」はとてもいいですね、81点をつけました。「バジュランギ~」はよくなかったな、67点にしました。それはバジュランギが 誠実に見えてじつは誠実なひとではないからです。ここは みなさんあまり意識しておられないですね。

この映画は基本的な素材はわるくはない。いろいろ考えて作っている。配役や筋書きも問題ないし、アイデンティティだ 血族だ 大義だ 友情だ、などというところも好感がもてる。ただね、くどいんですよ。ひたすら くどいくどいくどい、なにもかもがくどい。とりわけ男どもの顔が とてつもなくくどい。うんざりしますね。だれが誰だか見分けがつかない。

あと、インド映画はだいたい尺がながいですね。3時間くらいの作品も結構おおい。けっきょく娯楽の少ない国だから、みんな映画館にいってひまつぶしをするんですね、たぶん。本作も「ドライブ・マイ・カー」3時間とおなじ体感時間となりました。刈り込めば ぐっとよくなると思うな。

ほんとうはね、上映の前半くらいで あきらめて映画館を出て、東京のおんなの子とバーに行こうかと考えたのですが、みなさんの高評価に引っ張られて傷をふかくしました。あしたはバーに行きますよ、その子と。丸の内にあるすてきな隠れ家を知っているんです。バー好きのわたしにいわせると、そこは日本のトップクラスですね(バーについてのわたしのウンチクは「YUKIGUNI」の回をごらんください)。あああ 楽しみ楽しみ。
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