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RRRのTskのネタバレレビュー・内容・結末

RRR(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

設定や大きな流れはどこかで見たことあるような王道でベタな展開ながら、その見せ方や表現がインド映画の振り切った演出によって3時間飽きることなくワクワク観ることができました。 

好きか嫌いかでいうとかなり好き。
こういうのでいいんだよこういうのでってウンウンとニコニコできます。
かっこいい画面が多くてどことなくリアル志向なハリウッドアクション映画とは全然違うケレン味がこってり楽しめます。


お互いの肩書を隠しながら友情を深めるハラハラしたした1幕のほうがやはり物語としてドラマチックで面白く感じました、屋敷での乱戦のほうが最後の森の中の戦闘より派手ですし。
炎対水という対立軸も途中でモチーフとして忘れられていたり、象徴的な手の握手がラストシーンに入れられたらもっと気持ちよかっただろうな。
弾丸の価値やラーマの過去などなど、細かな伏線の張って回収するのがうまかった分あれ?ってほんの少し感じました。

一族皆殺しにあったのにケロッとしてるヒロインや、逆にヒロインだけ殺さない主人公側の雑な身内思考も少し気になる。
インド映画って報復が容赦ないけど最後のめちゃくちゃハッピーな雰囲気をつくろうとするからちょっと引いちゃうんですよね。
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