mayama

RRRのmayamaのネタバレレビュー・内容・結末

RRR(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

民間療法凄いや。
なんかその辺の雑草すり潰して貼ったり飲ませたりなんですが、即効性が凄すぎる(笑)
回復力半端ないな!

とうとうナートゥを存じ上げてる人になりました!
噂のナートゥダンスを見れて満足。
物凄いカロリー消費しそうな激しいダンス、しかも嫌がらせしてきた英国貴族とダンスバトルとか見どころ満載ですよ。

インドの俳優さんは演技のみならず、あそこまで歌えて踊れないと駄目なのか…大変。

初っ端から植民地政策による英国の度を越したご無体に怖くて震える…端金で子供を連れ去り、追ってきた母親を銃弾もったいないと殴り倒す…それも木切れで頭をかなりの強さで。
その後のヴァイオレンスシーンもかなり凄惨というか、とにかく痛そう。拷問、集落の虐殺行為等など、目を覆うような場面あるけどココは皆一緒に耐えるところなんだぜ…ラーマとビームと弾圧されてる民草の気持ちで共に耐えるのです…。
西部劇と同様に、まず圧倒的な力の前に成すすべもなく、武力行使や身分差、人種差別によって、屈辱的なことを次々強いられ、でもひたすら我慢…溜めて溜めて我慢して、最後はドカーンと反撃カタルシスがきます!
そういえば、ナートゥの時に英国の楽団の中にいた黒人の男の人が嫌がらせされるビームを見て辛そうな、腹立たしげな様子見せる場面も細かいとこですが、いい演出でした。

登場シーンのポージング、弓矢や銃弾がスローモーションで飛ぶシーン等など、演出カメラワークがジャンプ漫画のバトルシーンのコマ割を実写化したみたいで、大袈裟なんだけど、これがまたカッコいい。

いや登場シーンのポージングはキメキメ過ぎて笑顔になっちゃったけども。

やだカッコいい…www

善玉として配置されてる人たち、過去回想で活動家のラーマの父母、弟さんは非業の死をとげますが、そこ以外はほぼみんな生存してたので良かった…
大事な事なのでもう一度申し上げますが、安心してください、善玉側はほぼ生存してますよ!あと、ラーマ兄貴の婚約者が大変な美女ですよ!

ラーマ兄貴、子供の頃からワン・ショット ワン・キルな凄腕スナイパーであんなに大義を胸に皆に武器を…と言ってたのに後半のメイン武器半裸で弓矢なとこ素敵www肉体も武器www

そして素朴で無学なビームの『兄貴と過ごした日々が宝』とか外しちゃいけない願掛けお守りを毒蛇に噛まれた兄貴に『今だけは兄貴に』と渡したり、ラーマの良心のツボぐいぐい押してくるとこがね…純朴さって罪作り…

そして、後半、兄貴に裏切られたと思い込みつつ、兄貴にトドメはさせず、そのまま逃亡潜伏していたビームですが、実は兄貴は大義のために…と知って最後は覚醒して兄貴奪還、二人で肩車無双。
…肩車無双…?
何が起こってるのか…遭遇したら二度見するなこれ。

言葉通じなくても心優しい英国レディの心を掴むビームの人柄の良さも分かりやすく出てて良き。

ただ、兄貴、弟分のためにレディの車パンクさせて足止め、話すきっかけづくりはいかがなものかだぞ?
ビームもさ、さすが兄貴じゃないよ…www

ラーマとビームは最初の子供助けるシークエンスのとこから目と目で通じ合い過ぎ…ここで二人が手を取り合う『育む友情!!』なところが初っ端に凄く象徴的に描かれます。
揺るぎない絆と結びつき、それ故の葛藤のエモエモな情感は歌で表現、歌で感情や物語表現することでストーリーの流れを万人に分かりやすく、ダイナミックに進めてるとこが素晴らしいですね。
歌や踊りが唐突に入るのではなく、物語の必然かつ見どころになってるところが凄いな…あくまでインド映画のエンタメであるところを崩さず楽しめる仕様。

最後のラーマとビームの名前連呼、雄牛の如き強さみたいな歌と圧巻のエンディングダンス、ヒーローものの主題歌みたいで格好良かったなwww

体感60分て言われてましたがほんと長さそれほど感じなかった…ラストのダンスシーンまでこれでもかと観客に楽しんでいってね!な怒涛の映画体験でした。

応援上映楽しそうで良いなぁ〜
mayama

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