エンターテイメントとしての力強さに満ちていて、噂どおり3時間という尺の長さを感じさせません。あっという間に終わってしまった。
ほとんど事前情報なしに観に行ったのですが、途中で台湾映画「セデック・バレ」を思い出してしまい、果たしてこれは日本人の私が単純に作中イギリス人の横暴に怒っていいやつだろうか……などと思いつつ（日本は同じく英国植民地であった香港を軍政支配した過去もありますし）、しかしそれはそれとして抑圧されるインドの人々の激情に飲まれて、ラストの展開にはつい胸が熱くなってしまいました。
ダイナミックなアクションの面白さはもちろん、音楽の良さ、俳優陣の細やかな演技、どこをとっても魅力的なこの作品が、私にとって初のインド映画で本当に良かったです。
インド人にも左手でご飯を食べる人っているんだ？！などといったカルチャーショックにも見舞われつつ、インド神話やインドの文化にもっと精通していればなお楽しめたのに！と惜しい気持ちになりつつ、本日はあの耳に残る音楽が頭の中で鳴り響くままに眠りにつくことになりそうです👏✨
