Kakutani角谷

RRRのKakutani角谷のレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
3.0
『バーフバリ』のファンなので期待していたのですが、そんなに惚れ込むことは出来ませんでした。
ラージャマウリ監督の撮りたい画をとにかく優先して、ストーリーや人格造型は後回し、という主義が暴走している感があります。

暴力描写も意外な嗜虐性が感じられて娯楽ものとして、楽しむ範疇を超えてしまう印象を持ちました。
ラーマのキャラの描き方や葛藤も不自然に感じられます。
植民地時代の英国人を悪役として描くことは全然構わないのですが、作品自体はヒンドゥーナショナリズムの問題と切り離して考えられないとも思いました。