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RRRのtetのネタバレレビュー・内容・結末

RRR(2022年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

公開当時劇場で見れず。DVD化したため視聴。劇場で観たかったーと後悔。

イギリス植民地下のインドが舞台。
部族の少女が非道にも連れ去られてしまう。助けようとした母も暴行される。結構痛々しいシーン。それに対しビームという男が立ち上がる。野生のトラを罠にかけ、倒すような男。緊張感あるシーン。ややトラのVFXは荒いがそれでも十分すぎるアツいアクション。

一方、暴動の鎮圧化を図る警察の中に暴徒化する住人をたった1人で倒しまくる男がいた。警察官のラーマ。あの数の群衆を倒すのって非現実的なはずなのにあの気迫ある演技見てるとなんか出来そうな気がしてしまう。

その後の列車事故で協力し、友情が芽生える。列車事故のロープ使ったアクションもすごかった。アイコンタクトで意思疎通するのとかカッケェよ。

ジェシーを利用し屋敷に侵入しようとするビーム。ラーマが手伝いなんとか成功。本当はラーマが追っているのはビームということは分かっておらず。歯がゆい展開。そしてジェシーかわいい。インド人が卑下されていたが、アツいダンスを見せつけ、ダンス耐久バトルに発展。結果ビームが勝利。インド映画でよくある途中入るダンスシーン。正直最高。あの男臭さと情熱的な感じが刺さりまくった。

マリを助けるために屋敷に突撃するビーム。まさかの両手に松明と猛獣を引き連れて突入。そこでラーマと敵対する立場と分かる。2人の戦闘シーンも圧巻。結果ラーマが勝利。

捕まったビームだったが誇り高く、鞭打ちされているにもかかわらず歌いながら群衆を鼓舞。暴動が起き、鞭打ちは中止となる。鞭打ちのシーンはかなり痛々しかった。あんな痛いのに歌を歌えるなんて、と思ったが演技が素晴らしすぎて説得力がある。

ビームの処刑の日、ラーマはビームを助け、今度はラーマが捕まってしまう。逃げることができたビームはラーマの境遇を知る。父を殺したイギリス軍の武器を手に入れるため、イギリス軍に取り入っていたことを知る。父の死と父の指導で敵軍を次々に撃ち殺していくシーンは見ているこっちまで悔しくなってしまう。

そしてビームがラーマを救出。肩車で敵を薙ぎ倒すシーンはちょっと笑えたがかっこよかった。2人は共闘して敵を倒す。水と火。馬とバイク。弓矢と銃。とにかくスリリングでかっこいいアクション。これはずっと観てられるやつ。時々スローモーションになる演出とか好きだわ。やっぱ男同士の友情に勝るものは無いね。結果ハッピーエンドで終わる。
インド人ということで主人公に感情移入できるか心配だったけど、全く問題なかった。3時間あっという間。アクション好きとして見れて良かった映画。これを機にインド映画もっと流行ってほしい!ダンスシーンも込みで!人に勧められる映画がまた一つ増えました。
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