いかえもん

ヘルドッグスのいかえもんのレビュー・感想・評価

ヘルドッグス(2022年製作の映画)
3.8
渋い時代劇に続いて、次はワイルドでダーティーな岡田くんです。
映画のストーリーも雰囲気も香港映画っぽい感じがして、私好みで、劇場でポスター見かけたときから気になってはいたのよね。

元派出所の警察官だった男がある事件をきっかけに闇落ちして、次々と復讐を果たしてたのだけど、警察に捕まっちゃって、ヤクザへの潜入捜査官として働くことになるって話。
ね、香港映画っぽいでしょ。

ということなので、バイオレンスたっぷり、アクションもてんこ盛り…とはいかなかったな。岡田くんのアクションはよかった。ところどころ、彼のアクションのいいとこはしっかり見られて、そこはおおっ!ってなった。けど、けど、やっぱりちょっと見せ方があと一歩な感じ。そんな近距離じゃなくて、もっと引きで撮っても彼なら大丈夫よ!かっこよくきまるって!と言いたくなる。ファブルの時も思ったのだけど、彼のアクションシーンを見てるとドニーさんと戦ってくれんかなぁ…とか思う。見劣りしないでいい線行くと思うんだけどなぁ。

んで、彼とペアを組むことになる(警察関係者ではない)のが、坂口健太郎くん。彼は私は、宮部みゆきの「模倣犯」のテレビドラマ版でピースの役をやってたのがとっても印象的で、こういうキレ散らかした役の方がわりと好きだな。他にも脇役もがっちり実力派の俳優で固めてきてて、力入ってるのはめっちゃわかった。あと、邦画のアクション映画で足りないのは撮り方なのかなぁ…。