群青

名探偵コナン ハロウィンの花嫁の群青のレビュー・感想・評価

3.1
第25弾は安室の同期の人と高木刑事と佐藤刑事の恋の行方!


ヤキモキさせるカップルはコナンの中にはいくつかいるがその中でも大人の立場なのが高木刑事と佐藤刑事。
名前もついておらず、目暮警部から名前を聞かれて咄嗟に声優本人の名前を使うというアドリブから原作に逆輸入され、佐藤刑事とカップルになるまで成長した高木刑事。彼が花形になるなんて…と思ってたけどあくまでそれはサブで実際は安室とその同期たちの話がメインでした。

同期って安室以外死んでたんじゃなかったっけ?と原作未読アニメ未鑑賞、映画だけのわたくしにとってはそんなしょぼい程度の知識だったのだが。
いやはや冒頭からまさかの解決され逮捕された犯人が脱獄ししかも爆殺されるなんて。今までのコナンにはなかったパターンでびっくり。

しかしどうやってとっくに死んでる同期たちを絡ませる?と思ってたら丸々回想を使って登場。そしてその時の因縁が今回の話につながっていた。
原作の描かれていなかった数日の中を使うなんて。なんて着眼点だ…重箱の隅を突いてるみたいでなんだか健気に感じました…どうしても同期を絡ませたかったんだなぁたんだなぁ笑


ということでファンにはかなり美味しい作品になってるんだけど、高木刑事と佐藤刑事のファンの方が長い私にとっては、そっちが添え物扱いだったのが気に入らなかった笑

もう、思い切ってファンならほとんど映画行くから、映画で原作の展開進めてもいいだろう、という英断をしたのかと思ったけど全然そんなことなくて日和ってんじゃねえよ!となりました笑

拍子抜けだよ拍子抜け!最初だけ勿体ぶらせやがって!笑


一方、犯人は今回はマジもんの犯罪者でした。
コナンの手に負える相手じゃなくてコイツこそFBIをだせよ!と思ったけどよく考えたら黒の組織も世界的な犯罪組織だった笑

しかし安室相手に結構追い詰めるところまで追い詰めるし恐ろしい犯人でした。
ちょっと話逸れるけど、安室さんが素性は知らねえけどすげえやつだからってだけで、事件のあらましと自分に境遇をコナンに一通り話すなんてすげえ信頼だな笑

定番のラストにかけるアクションは近年のインフレと比べると幾分規模は小さい。けど都市一つなんでね。こんなんでもこの程度って如何にコナン映画のスペクタクル感がすげえか思い知らされるぜ…

あと劇伴が毛色が違うな?と思っていたらいつもの、大野克夫さんから違う人に。まあこれはこれで新機軸でいいと思います。
とくに、同期たちの回想の事件でのエモーショナルな曲と、今作のハイライトで同じような曲がリフレインしていた。これは音楽に持って行かれたところも結構あるのでは。

まあ良きでした。
高木刑事と佐藤刑事の顛末だけ気に入らねえ!
群青

群青