寄り道わき道

ダイ・ハードの寄り道わき道のネタバレレビュー・内容・結末

ダイ・ハード(1988年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに再視聴しました💣🔥

本作は世に圧倒的演技力を見せつけたアランリックマンの映画デビュー作品です。彼の細部まで考えられた演技に彼の表現の哲学を感じることが出来ます。

"リックマンは「ダイ・ハード」の作中だけでなく撮影現場でも、対決を選んだ。女優ボニー・ベデリアを地面に投げ飛ばすよう脚本には書かれていたが、リックマンはこれを拒否したのだ。「自分の役は歪んだ形ではあるけれども、とても洗練された人間だったので、そんなことをするはずがない。ボニーの役も同じだ。自分をしっかりもったキャリアウーマンが、大人しくされるがままになるはずがない。脚本の指定は単なるステレオタイプだった。女性を永遠の被害者として描く。特に考えもしないでそういう風に書いていたんだ」"

追悼アラン・リックマンというBBCの記事(上記の""の中に引用してます)でもあるように、アランは自分の役についての深い見解を持って演技していて、あの死ぬシーンもハンスが洗練された人間ってことが反映されて演技だったんだーって考えたり…。アランの日記のイントロ部分(編集者の書いた文章)には『リックマンが演じたように、グルーバーは、まるで負けて死ぬことを最初から予期していたかのような、奇妙な運命への諦めを持っていたようだ』って書いてあって、確かに落ちるときもっと必死になって生に執着してもいいのにな、落ちるとき怯えてた表情だったけど綺麗で、確かに生に執着して必死こいて汚らしく死ぬのは知的でスマートでカッコいいハンスらしくないもんね…アランの演技すごいなあ…ってなりました。ドッキリ?みたいな感じでカウント前に落とされたみたいだけど、リアルな表情の中にもアランの役柄への見解が現れてるのかな?

特に途中ハンスが被害者のフリをして誤魔化す部分のアランの演技が(アメリカ訛り)が見事なので必見です。もはや彼がこの世で一番えっちなんじゃないかと思うほどの色気があって…!内容も本当によく出来ててとても面白いです。クリスマスイブ?に見る作品ですね!!!

一つ問題があるとしたら見てる最中、『あ!ハンスが笑った…』『あ!今ハンスがカッコいい…』とかばっかりなって、話が全く進まないってこと😂

総じて、さすがに私のハンスカッコ良すぎないかあ??結婚しよ♡♡♡ジョン!てめぇはまじ許さねぇぞ!ハンスを殺しやがって!!ハンスはな!テロリストだけどな!!私の好きぴなんだぞ!

ps.海外のサイトでハンス、カルティエのタンク着けてるって書いてたんですけどマジですか?それエッチすぎませんか??えーん死

日本語版dvdあり、確かディズニープラスは見れる(アマプラもレンタル課金なら)