けーすけ

百花のけーすけのレビュー・感想・評価

百花(2022年製作の映画)
-
記録

こういう作品観ると少し怖い気持ちになる。
自分の親が認知症になったらどうしよう?と。
百花においては特にそれを強く感じた。
泉には母親しかいない。
自分も親は離婚していて、父親が出て行った。まぁ、自分が社会人になってからの熟年離婚だし、姉もいるし、父親とも連絡取れるんだけど。
だから、作中の泉と百合子の関係ほど、どこかぎこちないとか、孤独感とか、そういったことはないと思う。
けど、やっぱり母が認知症になってしまったらと考えると怖い。

アンソニー・ホプキンス主演のファーザーのように認知症の方の視点のような描写もあり、過去と今がごちゃ混ぜになったり、、、

認知症だけど、すぐに全て忘れてしまう訳ではない。
過去と今がごちゃ混ぜになった記憶。
そもそも、今の自分は過去をしっかりと鮮明に覚えてる?あの時に行った場所。あの時の出来事。あの時の経験。

色々と考えながら観ていた。
色々と考えさせられた。
けーすけ

けーすけ