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百花のmayのレビュー・感想・評価

百花(2022年製作の映画)
4.0
"半分の花火"

母はとても観たがっていた。

息子は何の事か分からずにいた。

かつて母親(原田美枝子)に1年、置き去りにされた過去がある息子(菅田将暉)は、わだかまりのある親子関係の中で、母親の様子を見ていた。

テーブルにある1輪刺しにはいつも黄色い枯れた花。

アルツハイマーを患って遠ざかっていく母の記憶。

菅田将暉の切ない演技が良かった。
シングルマザーで記憶を失っていく原田美枝子の演技も切なかった。

又、生まれてくる新しい生命にも感動した。

最後に"半分の花火"の謎が解ける。

そうだったんだ……。
あなたは僕を本当に愛してくれてたんですね。僕との思い出があなたの真ん中にあったのですね。


ありがとう、かあさん。
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