S510

ザ・ディープ・ハウスのS510のネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

映画自体は短いのに導入部分が無駄に長く、恐怖を覚えるまでの展開が単調で退屈なうえ、そっち系かよ、というオチで非常に残念だった。
水没した建物から脱出できないという焦りは窒息への恐怖感がいっぱいでめちゃくちゃ怖かったのだが、悪魔の儀式だとか水中ゾンビが出てきて辺りで違う、そうじゃない感が凄かった。どうせならパニックや窒素酔いの影響で見た幻覚オチの方がまだ良かった。
繰り返されたヘビの落とし所も謎で、あのヘビは普通のウミヘビ的な生き物だったのか、飲み込めと言うくらいだからゾンビに至る一環の何かだったのか、それもよく分からなかった。
案内人が仕掛人で主人公たち以外も犠牲にしていく、というラストも中途半端に人間の仕業感があって、オカルトが原因で建物に閉じ込められて死ぬ流れならどちらか1つに纏めて欲しかった。主人公の女の子が結局助からなかったオチも含めて、何もかもがすっきりしない印象だった。
廃墟探検でのドローン利用や動画視聴回数稼ぎ等はとても現代的だが、あんな高価そうな水中ドローンを所持しといて、今更100万回再生で金になるも何もないと思う。ローンで購入したのかもしれないが、妙に良い装備が少しだけ気になった。
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