このレビューはネタバレを含みます
オープニングからエンディングというか、
「終わり方」まで
ひたすら静のノエだった。
夫が亡くなったあと息子が部屋でドラッグキメるときだけ使われた音楽とか、
アーーーー。だった。
夫も妻も息子も全員顔に布(クッション)を掛けるシーンが続いて、血の繋がりや、「end」の統一性を感じた。
一番キツかったのは
認知症になった「デスクを片付けた」と妻がトイレに夫の脚本を全て流してしまったところ。
慌ててバスルームから出て、「イカれてるどころじゃない」と絶望する夫がもう辛すぎて...。
初めてノエの作品で涙を流した。
夫が倒れて、大丈夫？息をして。と、
状況がよくわからないまま、淡々と背中をさするところとか、
認知症ゆえなのか..。
意識がはっきりしててあの状況を正確に判断できる力があればあんなに穏やかに対処できないよね。
2人とも演技とは思えない演技力。ドキュメンタリー観てるみたいだった。
もう観たくないし、映画館で観てよかった。
家でネトフリとかで観てたらこんなにのめり込んで集中して見られてなかった気がする。
本当に映画館で観るのをおすすめします。
