このレビューはネタバレを含みます
フィクションの、起伏ある、単純明快なストーリーを想像して行くと裏切られるけど、人生そのものをフィクションでリアルに描き切る作品と思って行くと脱帽ものになる。きっとこれぐらい薄暗いし上手く行かない。
二画面分割が新鮮。心臓病の夫と認知症の妻の余生がそれぞれの視点で描かれていく。と思ったら二人が映っていない時もあるし、左右が入れ替わる時もあるから、二分割の価値がどれぐらいあったのだろうかと思う。
祖母が認知症なので、妻の行動にところどころわかってしまう部分がある。演技でそれが再現できているのが恐ろしい。ひぇ、、。
夫不憫すぎるけどしれっと長年の浮気をしているのでもうよくわからない。さすがに原稿トイレに全流しは終わったなと思った。心が痛すぎた。
息子が薬物やってるとき後ろで子ども見てるよォ…となった。
