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DAU. Katya Tanya(原題)のsilkのレビュー・感想・評価

DAU. Katya Tanya(原題)(2020年製作の映画)
3.5
KatyaとTanyaの化学反応が素晴らしかっただけに、もう少し丁寧に二人を掘り下げてほしかったし(特にTanya)、やはりR18のシーンはうーん…って感じなんだが、1942〜52年当時のソ連の街並みや住空間をしっかり見れたし、DauをはじめとするDAUユニバースの登場人物達を沢山観れたのは良かった。(Dauはクソ男すぎるし今回のメインじゃないのにしゃしゃり出てきすぎとは思ったが。)

21世紀にこの内容をやる意義は正直見出せないんだけど、このプロジェクト自体が"ソ連を再現する"ことに全振りしてるので、1952年のソ連での女性と女性の恋愛を描いたらこうなるよね…という不毛な感想…。

Natashaは正直ナンジャコリャって感じだったし、Degenerationは観る勇気ないし、全体的に倫理感に問題ありそうだし、DAUはもう良いかな…って思ってたけどこれは観てよかったかな(内容的にも尺的にも)。今回のでNoraへの興味が湧いてしまって困ってる。Nora絡みの作品が何個かあるみたいだし。今のところ観る気はないけど。今一番気になってるのはConformists。
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