ベンジャミンサムナー

ロスバンドのベンジャミンサムナーのレビュー・感想・評価

ロスバンド(2018年製作の映画)
3.0
 ラストのトロムソでライブする場面に向けて集約していく構成なのに、肝心のクライマックスが淡白であっさりしている。

 グリムは「不仲の両親の関係を取り持つためにライブに出る」という目的に対する切実さが伝わってくる。
 それに対して親友のアクセルは軽薄な勘違い野郎なうえ、音痴である設定が「最終的にマッティンが歌うまでの繋ぎ」にしかなってないから、登場人物の造形にバラつきがある。
 
 警察のオッサンがただただ不憫。