クリスティアン・ロー監督の新作『リトル・エッラ』を試写で観たので、ずっと観たかったこちらも。
シング・ストリートやグッバイ・サマーが好きな私にはぴったりの微笑ましいロードムービーだった。凸凹な登場人物たちがとにかく可愛い。若干9歳のティルダのどこか大人びた感じ、The思春期ボーイなアクセル、心優しくピュアなグリム、頼れる兄貴分なマッティン。それぞれの悩みを抱えながら音楽でひとつになるラストの演奏シーンが見どころ。
色々これでいいの?となる部分はありながらも、鑑賞後は清涼な気分になれるし愛おしくて、"若気の至り"だとしても何かに熱中できることに羨ましさを感じた。音楽っていいな。