今日も喉が痛い

BAD CITYの今日も喉が痛いのレビュー・感想・評価

BAD CITY(2022年製作の映画)
3.7
還暦記念にくるくる回るぜ小沢仁志!いや小沢をそんなに観てないのでその辺は知らんが齢60にして格闘技アクションしちゃうぜ!という元気な小沢が観れる映画でした。
暴力映画ではなくアクション映画で、これは単純に好みの問題ですが俺が求めてたのはこっちじゃねぇんだよなぁというのはあります。小沢がノアール韓国映画とか出たら凄いハマったりしそうな気はするのでそういうの観たいな。全然関係ないけど小沢の架空映画のキャッチコピー思いついたから書き残しとこう。『凶器は顔面だけじゃねぇ』『顔面“狂”気』どうですか!これで一本作れそうじゃないですか?!

なかなか頑張ってはいましたよ小沢。しかしですね、頑張ったから面白いというもんでもないのが辛いところではありますね。アクション一つとっても、高い所から落ちる小沢、壁をぶち破る小沢、ガラスガッシャーン小沢、とりあえずなんか爆発する小沢、みたいな映画的なアクションがなくて出てくるのは金属バットと銃と警棒とナイフ、素手で勝負する小沢、小沢頑張ってるなぁ…またくるくる回ってるよ小沢…まだくるくる回ってるよ小沢…もうくるくる回らなくていいよ小沢!と単調過ぎましたかね。メリハリのある映像にしないと人間慣れますから。
で、なんでこんな事になってしまったのか!の原因の1つは敵が坂口拓だからだと思うのよ。アクション指導にも入ってるのかな?知らんけど、彼の使うウェイブってそういう映画的なアクションじゃなくてリアルなアクションを求めてるじゃない。いや彼の動きは凄いと思いますし、リアルなアクションを追求するのは結構ですが、それなら見せ方の工夫はして欲しい所ですかね。

そんなわけで、顔面は凶器かもしれないが心は優しい小沢。実は仲間想いの小沢。ヤクザと警察が手を組み殴り込む小沢。くるくる回る小沢。そんな小沢が観たい人は映画館へレッツゴーですね。
ずっと小沢小沢って言ってきたけど、なんか違うなって思ってたら矢沢だったわ。まぁいいか。