“班長の背中だけ見とけ、それが真実だ。”
»「犯罪都市」とも呼ばれるある市を縄張りとしているヤクザの組長の死体が発見され、韓国マフィアの仕業であり、その幹部と巨大財閥の会長との密談が判明した…が、なぜか財閥の会長は無罪判決となり、検察は警察と連携して特捜部０課を作り、ある男が刑務所から招聘される。
はい、強面俳優の小沢仁志還暦記念作品で、相変わらず凄みは健在だし、まだまだタフだなぁとしみじみ。
うん、今作はアクションは本格的だし、やはり気合い入りまくりのキャスティングにニヤニヤしてたけど…なぜかなかなかテンションは上がらず。
そう、自分が韓国系のエグさに慣れてしまったせいか、やはり物足りなさを感じてしまって…劇場版を意識したせいなのか、情を重視したかったのか、アクション以外の演出に目新しいヤバさを感じず。
いや、局地戦は面白かっただけに、もっとコンパクトにド派手にやって欲しかったかなぁ…小沢仁志がマ・ドンソクを超えるぐらいの血だらけの異様さが見たかったけどw
なお、俳優陣では、小沢仁志…還暦は通過点ってな熱演を披露。
三元雅芸に勝矢…それぞれに持ち味充分。
坂ノ上茜…なかなかのヒロインを見せます。
坂口拓…やはり格の違うアクション。
壇蜜…このキャスティングだけは疑問。
山口祥行に本宮泰風に波岡一喜…流石のヤクザ系の働き。
リリー・フランキーに加藤雅也にかたせ梨乃…作品に厚みを加えます。
さらには、諏訪太朗に中野英雄に、島津健太郎に友和に桐生コウジらのサポートも良き。
