たなかち

こころの通訳者たち~what a wonderful world~のたなかちのレビュー・感想・評価

4.0
贅沢に上映後の舞台挨拶付きで!
シネマチュプキタバタの平塚さんが、「今はサブスクでとても簡単に映画を観ることができる、だから映画を消費していくようになってしまっている。でも、伝えたいことがひとつひとつの映画にはある、今回の映画の作業・ユニバーサルシアターの存在を通して、改めて映画の本当の良さを感じてほしい」的なことを仰ってて、ああ、私が最近映画館で観る映画を楽しめてるのはこれかと思った。サブスクは便利だけど、映画館で観る時間も大切にしたい。




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以下自分のための備忘録

「役者の声と、音声ガイドの声が被ると混乱しませんか?」という質問に対して、「きっと聾の方も役者の動きを見ながら、手話通訳の方の動きも見るんですよね、同時に2つの情報を、視覚で得るか聴覚で得るかの違いです」って感じに返答したシーン、
「まばたきひとつも、意味をもってしまう」というシーン、
他にも、ほお、なるほどなぁと思うことが多かったなぁ。

でもこの映画の本質はきっとそういう障害のあるかたの世界を知る学びではなくて…
健常者・聾者・盲者 いろんな人が混じってオンライン会議するの、あんなにスムーズですごすぎる…。合理的配慮はもちろん大事だけど、最終的には「伝えたい」「受け取りたい・理解したい」の心が大切な気がしたなぁ。

最後数分目を瞑って、鑑賞したけど、すごいなぁ伝わったなぁ。。