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屋根裏のラジャーのmuscleのネタバレレビュー・内容・結末

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

脚本が西村義行。かぐや姫のドキュメンタリーで高畑勲にもっと興行のために顔のアップを増やせって言ってた人。そんな人が音頭を取ってるだけあってディテールをとにかく削って、作家的な演出がゼロに近い作品。興行用のメッセージだけはやたらあるというか。西村義行のコンテはやたら良くて、傘の後ろからラジャーが現れたり、交通事故のカットとか終盤の病院のスペクタクルはかなりいい。
なにより残念なのはラストのラストで、助けに来た犬との別れが描かれてないこと。助けに来て泣かせたんならあのあとどうなったの?普通にレイゾウコと一緒に暮らすの?みたいなとこまで描いてもいいはず。ラジャーとの別れもどう考えても描くべき。そこがないのも興行的にみてもどうかと思う。泣かせるための映画なのに泣かせる箇所が不足している。焚き火を囲んでイマジナリーの説明するとこ全部いらない。異様に素人臭いけど、なんでこんな映画にシンエヴァ+君生きスタッフ総出動してるの?
また安藤サクラが出ている邦画は金の匂いが強すぎてゴミの法則が更新された。
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