このレビューはネタバレを含みます
「現実と虚構」というテーマの中で忘れない事や記憶が存在を永遠にするって落とし所と、イマジナリー特有の独特の世界観のアニメーション映像が綺麗に噛み合ってる映画だった。
所々分かりにくかったり、頭を通り抜ける場面もそれなりにあったにせよ、お母さんにもかつてはイマジナリーフレンド(冷蔵庫)を生んでおり、共に生きた記憶があって、それを思い出す事が物語のオチに繋がるのは綺麗だった。
しかし…予告の頃からずっと気になってたイマジナリーおじさん(ミスター・バンティング)はてっきりイマジナリー世界の案内人的な役どころだと思ってたので、まさかの今回のヴィランだとは思わなかった。
ぶっちゃけ不気味で怖いというのが率直な感想。
しかし、付き纏ってた黒い女の子やイマジナリーおじさんに何か大いなるバックグラウンドがあるのかと思いきや、その辺りがよく分からずに終わるのは何か草だった。
まぁ、物語として見せたい大筋はあの2人ではないのでそこは良いのだけどね。
エミリがとても良いキャラだっただけに撃たれた後にそのままフェードアウトしてしまうには惜しい存在だったかも。彼女もまた何処かでフォローが欲しかったかもね。