パルパティーン

屋根裏のラジャーのパルパティーンのレビュー・感想・評価

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)
4.2
スタジオポノックの最新作ということで見てきた。こう言ったアニメ映画は久しぶりでどういった感じのかなと思い見に行ったけど、すごくよかった。最近こういった子供向けの映画で泣かされる。涙腺が弱くなっているのかな。年を取ったなーと感じる。

イマジナリーフレンドが実際にいる中で、どういったことで生まれるのかなと思っていたが、映画を見て少しはわかったかもしれない。環境や精神的負担により何かに縋りたいと思うが親には弱い自分を見せられないということで、クッションになるような存在が欲しくなる。それがイマジナリーなのかなと思う。

大人になるにつれて昔の記憶は消えていく。それに伴ってイマジナリーのことも忘れる。確かにそこにはいた。けど忘れる。けど向こうはずっと覚えてくれている。ずっと心にいる。大人につれて何か忘れていたものを思い出させてくれる。こう言った映画は好きである。

想像することは悪くない。想像することは素晴らしい。想像することによって0から1が生まれると思うし人生豊かになっていく。最後の方では思わず号泣していた。心が浄化され幸せな時間だった。ぜひおすすめなので見てほしい。

2023年116本目