パンカ

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-のパンカのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

突然観たくなって鑑賞。オリジナルのTV版は、中学生の頃抜けてる回はあるもののポツポツと観てました。
これ、映画だけで予備知識なしで観たら細かい設定が全然わからないだろうなぁ・・・
ダイジェストとして手っ取り速く観たかった自分にはピッタリでしたが。

実はこれ観る前にTV版のラスト5話くらいを先に観返したのですが、まぁ、人が死ぬこと、死ぬこと・・・
しかもクライマックスということもあり、敵・
味方それぞれ主要人物が次々と亡くなっていくんですね・・・
ガキの頃は「死」が遠くて、まーったくなんとも感じてなかったのですが、亡くなる人達それぞれの背景を重ねて観ると、Zのストーリーってかなり切ないなぁ、と・・・

さて、映画の方ですが、時間の制約もあるのでしょう、カミーユとジェリドの因縁とか随分淡白に感じました。カミーユはいきなりベテランパイロット並みの操縦技術だし、何より物分かりのいい「良い子」に見えました。TV版のこの時期は、かなり小生意気な小僧だったような記憶が・・・😅

旧作のファンには、シャアとアムロの再会はやっぱり胸熱!ですよね!😊
シャアがアムロの名を懐かしそうに口にするのに対し、アムロの呼びかけ方には過去の因縁・苦々しさが滲み出ていたような・・・ 
アムロはかなり粘着性の高い性格ですからねぇ。
TV版でもこの辺りは観ていない時期なので、どんな会話をするのか、次作のお楽しみだ!😊

最後に・・・
戦場で、しかも目の前で両親を相次いで失うという悲劇。名前に対するコンプレックスと、抑圧に対する若さゆえの反抗・抵抗。この時期のカミーユは、かなりあちこちに振り回され、小突かれ、ぶつかり、成長していったのだと思うのですが、なかなかそこまで描けていなかった感がありました。ニュータイプの覚醒、カミーユの成長という作品を通した大きなテーマを考えると、ちょっと物足りなく残念だったかな。
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