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恋は光のTaiRaのレビュー・感想・評価

恋は光(2022年製作の映画)
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なぁちゃんが可愛すぎたので実質100点。求められてるものには応えてる映画。

『殺さない彼と〜』の小林啓一監督なので、女の子を可愛く撮れるのは分かっていたけど、こちらの期待以上に西野七瀬が可愛く撮れていて素晴らしい。小林監督は前作もそうだが、ゆるかわコミックを実写に置き換えた時に発生しがちな違和感は無視して、とにかく可愛さで押し通すのが良い。ギリアウトくらいの変な台詞回しを「カワイイ」で強引に持ってく。西野七瀬が可愛すぎて、十分に魅力的に撮られている平祐奈や馬場ふみかの物語上の役割が薄まってる気もした。原作読んでないけど、多分主人公が誰とくっつくかもう少し分からない話なんじゃないの。映画だと一発で結末分かっちゃうレベルで圧倒的だもんね。女優の魅力度向上させた立役者としては撮影の野村昌平はもちろん、衣裳の阿部公美も重要。おそらく長編映画は初。宮本茉莉っぽいなと思ったらやっぱ教え子だった。今作の衣装、何着あんだってくらい目まぐるしく変わっていく。準備大変だったろうけど良い仕事。岡山のロケーションも素晴らしくて、めっちゃ行きたくなる。東雲さん家行くあたりから、見た目が清水宏の映画みたいになってた。昔の松竹っぽさ。ちょっと不満としては主人公の造形が中途半端になってたかな。コミック的に作り過ぎだし、モテないのかモテるのかハッキリしない曖昧さも説得力ない。あと、このくらいの軽い話にしては尺が長い。ロメールなら95分、ホン・サンスなら70分で終わらせる話だよ。そういう軽やかさは欲しかったな。
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