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恋は光のKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

恋は光(2022年製作の映画)
4.0
[恋について語るとき彼らの語ること] 80点

中々面白かったけど納得はしてない。そういうもんかとするにはサンプル数が多いし、北代に光が見えないことへの結論を出すにはサンプル数が少ないので、色々イライラしてしまった。そんな感じで、最後の最後まで"恋の光"理論は微妙に芯まで行かないのだが、演出は中々面白い。特に東雲の。初対面で階段→身長差という西条と東雲の高低差を終盤に逆転させたことで、彼女に対する帰結は分かりやすいものだった。伊東蒼のとこも、片手でブリッジを上げる西条に対して両手でつるを持たせるなど、明白な対比がなされている。馬場ふみかが脳内で"こりゃ略奪やないか!"→"略奪とちゃうか~"を繰り返してるシーンは好き。そして何より、一番ダレそうな理論展開会話シーンを、縁側パジャマパーティ&馬場ふみかとのサシ呑みという最強絵面で繋げてるのはやっぱり凄い。正に総力戦、映画は戦いですよ、と。
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