原作は知らないけど何となく行ったらとても良い作品だった。
登場人物の気持ちは出た瞬間に分かっちゃうし、結末もみえているんだけど、その結末に至るまでのプロセスを役者がうまく表現していて、観る者を飽きさせず気持ちをほっこりとさせた。
主人公の幼少体験からくるもどかしい恋愛に対する感情の持ちかたとそれに寄り添うヒロインの切なさと純粋さを演じる西野七瀬がしっくりきた。
『ルビー・スパークス』を思い出させたと言ったら言い過ぎだろうか。
結末は予想出来るんだけどどうやってその結末に果たしてたどり着けるんだろうかと楽しみながら鑑賞する事が出来た。
無い物ねだりは、ナンシー・マイヤーズ張りに登場人物が暮らす家や街並みにこだわりが読み取れたら素晴らしかったと思う。