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生れてはみたけれどのhirominticのネタバレレビュー・内容・結末

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

小さい頃お父さんはわたしのヒーローだった。
「お父さんはアランドロンだよ」と言われて、本当にそうだと思ってた。
ちょっと大きくなって、お父さんはアランドロンじゃないとわかった時小さくショックをうけた。
そんな事を思い出した映画。

世界でいちばんかっこいいはずのお父さんが、会社では重役にペコペコと頭を下げて、道化の役もこなしているとわかった時の子どもたちの気持ちが美しく描かれていた。

お兄ちゃんも弟もかわいいね。
漢だし。
ご飯を食べてる場面とかほんと男の子でかわいい。
お母さんが作るおにぎりもあたたかい。

もう少し大きくなったら、会社で頭を下げているお父さんが絶対的にかっこいい事に気づくんだろうな。

成長のものがたり。
だいすきです。


追記:この映画の伴奏付き上映会のために製作された0の「Umarete Wa Mita Keredo」のライヴを聴きながらの鑑賞。
音楽もとても美しかったです。
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