デパルマ

生れてはみたけれどのデパルマのレビュー・感想・評価

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)
3.0
小津安二郎のサイレント子供映画。転校した小学生の兄弟が学校をサボってお弁当食べたり、ガキ大将と喧嘩したりして楽しげ。専務にペコペコ頭を下げる情けない父親の姿を見て、息子たちは憤慨する。なぜなら、息子たちはその専務の息子を家来にしていたからだ。子供の世界と大人の世界の激しい落差に直面した兄弟は、この親の元に生まれついてしまった現実のやるせなさとそれでも生きなければならない覚悟を親と共有して成長する。なるほど良い話だ。
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