キャンチョメ

生れてはみたけれどのキャンチョメのネタバレレビュー・内容・結末

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

日常にこそ、何か人生の本質の様なものが潜んでいる。それを巧みに摘出し、映画として描写する力が、小津安二郎の映画の魅力、なのかな。

三枚目を演じる父を見て、がっかりする子どもたち。子どもたちの気持ちはよく分かる。けれども、あの滑稽な父の表情からは、家族を想う父の情感もまた感じてしまう。情けないが、偉い。
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