『オカムロさん』の松野友喜人監督第一回短編作品。
映画秘宝が再復刊した。
色々あったものの矢張りボンクラ映画界隈・批評・紹介の分野として映画秘宝以外なかったので正直なところ嬉しい。
映画秘宝再復刊第1号の記事で本作を知る。
映画秘宝がなかったら本作の存在に気づけなかったかも。
もう自分の中では『オッペンハイマー』『フュリオサ』よりも見たい映画。
どうすれば見られるのだろう。
youtubeで見られる予告篇だけで優にホラー・スラッシャー映画一本分を超える情報量と内容そしてヤヴァさが伝わって来る。
卒業制作の短編であり監督は当時20歳そこそこで撮ったって凄いわ～。
そして唯一の｢卒博上映禁止作品｣になってしまったと言う。
残忍な連続殺人犯を捕まえる為に刑事はタイムマシンによって日本犯罪史の凶悪・異常・残忍・狂気的犯罪者達を召喚する。
集められたメンバーは
《三億円事件》《津山三十人殺し》《岡山毒カレー事件》《パリ人肉事件》《オウム真理教テロ》の主犯達。
最初の構想ではもっとヤヴァいメンバーで教授に止められた(笑)との事。
映画秘宝公式noteの監督インタビューではヒトラーや金正恩といった独裁者たちも登場してミサイルで攻撃して来るとか云う構想もあったみたい。
ここはやっぱりクラウドファンディングで長編『全身犯罪者』を作って欲しい。
犯罪者アベンジャーズで殺人鬼達の『Fate』『スーパーヒーロー大戦』そこにヒトラーや現代の独裁者達も登場する
ホラー・スラッシャー版のソクーロフ『独裁者たちのとき』ゲルマン『神々のたそがれ』みたいな壮絶な映画になると思う。
兎に角『全身犯罪者』見たいです。
