門前仲條

勝手にしやがれ 4Kレストア版の門前仲條のレビュー・感想・評価

3.9
ゴダールの長編処女作でありヌーヴェルヴァーグの金字塔。
個人的には『気狂いピエロ』よりもこっちの方が好みだった。
ストーリーは明快で2人の掛け合いシーンの雰囲気も良く、映像や音楽もオシャレで良かった。
反社会的で自由な主人公や社会的文化的批判や皮肉の反映は、『俺たちに明日はない』に通ずるところがあった。
ロケ中心の撮影、メタフィクション、ドキュメンタリースタイルの撮影、ジャンプカットの多用は公開当時としては衝撃的だったのかもしれないが、今となってはあまり目新しさを感じなかった。
門前仲條

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