意味を考え出したらキリのない会話をYouTuberみたいな編集でジャンジャン浴びせてくる。
ストーリーはまだわかるが、いかんせん会話が難解すぎて、なにかの示唆だったり比喩になっているところは全く分かってないと思う。
しかし、それでも冒頭の運転シーンやラストシーンなどはスクリーンで、そして4kで観られてよかったと心から感じた。
ジャンプカットの多様はヤケクソみたいな編集でとても粗削りだが、ストーリーまでも吹っ飛ばすテンポの良さに振りまくっているのが印象的だった
女が愛を捨てて夢を取った瞬間、全エネルギーをそこに注いだ作品。かなり集中力が必要だが名作なのに間違いはない。
そして、冒頭の「ブレーキを使うな。車は前に動くもので、止まるためのものではない!」というセリフはバカバカしくも若さのすべてを端的に表している映画史上に残るセリフだ。
名だたる監督が影響を受けていると各所に書かれていて、それを感じることができたが、個人的には1992年の「ありふれた事件」はかなりこの映画の風味を含んでいると思った。
フルートとかね