学生時代にバイト先で仲良くなった女の子が1番好きな映画が『気狂いピエロ』だと言っていた。それ以来タイトルのインパクトからずっと気になってたけどようやく観た。
あの頃、音楽や映画、漫画やファッションやアートなど、いわゆるサブカル的なオタク友達がたくさんいて毎日刺激的だったな。今は今で幸せなのかもしれないけどあの頃の日々がとにかく楽しすぎていまだに当時聴いてた音楽を聴き直してはノスタルジックな気分に浸ってしまう。
暗いぜ、わたし。
そんなことを思いながらこの映画を観ていた。
気狂いカップルの逃避行。
アートみてるみたいな感覚。
JPベルモンドかっこいいし、アンナカリーナの美しい狂気。2台の車ですれ違いざまのキス!!かっこいい。真っ青なオウムとフェネックもかわいかった。
でも途中までは好きだったけど、だんだん「長えな」と思い始めたのが正直なところ。ラスト壮絶すぎるし切ない。
〝人生がロマンと違うだなんて悲しいわ〟