佐渡島に拠点を置く太鼓芸能集団「鼓童」が音楽家の日野浩志郎が手がけた楽曲を演奏する1時間半。俳優の渋川清彦が「語り部のような存在」として登場するものの、台詞もナレーションも一切なし。
勇壮な和太鼓の演奏シーンが延々と続くのかと思いきや、使用楽器も様々でアンビエントやミニマルのような楽曲も多く、想像してたのと大分違ってました。
映像としてはシンメトリーな画作りにこだわりがあるのかなと。滝の前や野外能楽堂といった和を感じるロケーションが多い中で、発光するオブジェを囲む演奏シーンはSFっぽくてインパクトありました。
舞台挨拶で監督が「眠くなる瞬間があると思うけど、耳で見て目で聞いてくれれば」と言っていたので、睡魔に身を任せるのもよいと思います。
