このレビューはネタバレを含みます
推しの斎藤工さんの盟友の作家
金沢知樹氏初監督作品
『サバカン SABAKAN』
少年２人の夏休みの冒険は
『スタンドバイミー』的の
先入観は良い意味で見事に裏切られた
ブーメラン島までイルカを観に行こう
と、誘ってきたのはクラスでも浮いてる
荒い性格の男子。誘われたのは真逆の
気の弱い男子。初めての映画の演技
とは思えずのびのびとしていていい！
目的地までに出会う人々の中で
ヤンキーに絡まれ自転車壊され
散々な目に会うがサザエをご馳走
てくれた綺麗なお姉さんと喧嘩の
強い彼氏さん。みかん山を管理
するおっかないおじさんとの
出会い。そして、特筆は口喧嘩が
絶えない父ちゃん、母ちゃん
(ホントはラブラブです) 兄弟、
姉妹の家族愛の描き方は笑って
泣ける。金沢さん筆の真骨頂です
少年２人の友情がちょっとした
行き違いで壊れかけるが家庭の
事情で転校する話しと重なりこのまま
じゃ嫌だと観てると駅まで駆けて
見送る電車のシーン。餞別は？
一気に涙。大人になっても友情は
続いている。泣きました。そして
草なぎさんの語りは素敵でした
金沢さんは、斎藤さんの第一作品
監督の『半分ノ世界』から『Life in
a Box』『TATAMI』大橋トリオさん
のMVなどなど。脚本には一貫した
作家性を感じ魅かれます。この映画
には大人だけでなくて子供にも伝える
べき「大切なもの」があります。
「子供が初めて見る実写映画に！」
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