映画好きの柴犬

サバカン SABAKANの映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)
3.9
サバ缶寿司うまそう

 ノスタルジックな少年のひと夏の冒険と友情のものがたり。田んぼの畦を歩くシーンで、自分が子供だった頃に一気に引き戻された。昭和な雰囲気に、ありそうでなさそうな、でもありそうなエピソードが郷愁を誘う。何気に、少年たちの家族や兄弟、冒険先で出会う不良少年や憧れのお姉さんといった、周りの人たちが超絶魅力的。

 ただ、オープニングとエンディングの現代パートが、草彅剛を出すためだけに存在するような感じだったのは惜しかった。本編とのつながりが薄くて中途半端だったので、もっとストーリー的に本編とリンクさせるか、いっそのことなくしちゃった方が潔かったかな。