はる

サバカン SABAKANのはるのネタバレレビュー・内容・結末

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ぎゅーっと切なくなる。展開的に何か意外なことが起こるとかそういうことじゃなくて、タケちゃんとヒサちゃんと一緒に一夏を過ごした感覚になって、それがすごく良い。一緒に冒険して一緒に遊んだ気持ちになるから、ラストにかけてが本当に苦しい。最初から特別な友達ってわけじゃなくて、一緒に過ごす間に友達になっていく感じが子ども時代ゆえだなあって感じる。泣かずにお別れをして、最後ヒサちゃんのお父さんが迎えにしてくれるシーンからみんなでご飯を食べるシーンまで涙が止まらない。みんなが優しい。気持ちにそっと寄り添ってくれる。

タケちゃんが、ヒサちゃんは自分のことを友達だと思ってるかわからないから友達?って聞かないでって言うのすごくわかるなぁと思った。自分にとって大切な友達だからこそ自信が持てないし怖いよね。すれ違ったままじゃなくて本当に良かった。

エンドロール後の釣りのシーンの会話がすごくよかった!なんでもない会話に友達が溢れてる。何回か観たくなる映画。
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