昭和の終わり頃の長崎を舞台に、2人の少年の夏の冒険と友情を描いた作品。
ロマンがあって、心温まる作品だった!
子どもの青春物語は正直苦手なジャンルなのだが、本作は予想外に良かった。
王道の青春映画という感じ。
少し気弱な主人公と、母子家庭で貧乏であることを同級生から揶揄されながらも、逞しく生きる竹本君。
この2人がイルカを探しに島へ行ったり、自転車で自由に冒険したり、トラブルに遭ったり…と、様々な思い出を作り、友情を育んでいく。
世代じゃないのに、なぜだか懐かしさを感じる。
そして彼らを温かい目で見守る大人たち。
今と比べると子どもを粗雑に扱うけれど、愛に溢れている時代。
今も、こんな風に子どもに優しい社会になれば良いな。