レオ

サバカン SABAKANのレオのネタバレレビュー・内容・結末

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

作品名から何となく気になっていたのでようやく鑑賞。

昭和、小学生、夏休み、田舎、友達との冒険などノスタルジーな気持ちになれる映画。
小学生なんて初めての経験ばっかりで、冒険なんてすれば、目に映る景色の全てが新鮮で楽しかった。
何にも難しいことを考えず楽しく過ごしていたあの頃に戻りたいなとちょっと思った。

作品の感想↓

まず、主人公の家族が最高。
尾野真千子さん演じる母親は自分の母と重なった部分も多くて、笑った笑
竹原ピストル演じる父親は最初、お調子者って印象だったけれど、息子とその友達の旅をサポートしてあげたり、感情が堪え切れなくなった息子を受け止めたり、とすごくかっこいいお父さんだった。
この夫婦のやりとりが面白く、見ていて幸せな気持ちになった。

そして、クラスメートから避けられてる竹本くんからイルカを見ようと誘われ、突然の冒険が始まった久田。
この2人の旅は、ほんと和製スタンドバイミーって感じだった。

下り坂を二人乗りで下って大クラッシュ、ヤンキーに絡まれる、海で溺れかけるなど色々なことが起きる。だけど、それらを人から助けてもらったり、自分たちで乗り越えようとして進む。
この旅を通して2人の間に友情が芽生えた。
冒険シーンは見ていてとても気持ちが良かった。

また、2人の周囲の大人たちがすごく温かい人たちばかりだった。
特に内田のじいさん!駅来るんかい!その瞬間ちょっとうるっときた笑

別れの電車で、「じゃあね」と言った竹本に「またね」と言った久田。そしてちょっと微笑んで「またね」と返した竹本。
このやりとりで泣いちゃった。
この2人の演技が素晴らしい過ぎると思う。

鑑賞して良かったと思えた作品でした。
レオ

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