ピタゴラ侍

バッドガイズのピタゴラ侍のレビュー・感想・評価

バッドガイズ(2022年製作の映画)
4.5
『超超超異例の俳優や芸人がメインキャラの声優独占してても違和感が一切なく、ストーリー良しキャラクター良しのよくできた映画!動物もの万歳!』

①ストーリー 10/10
起承転結がしっかりしてるし、「結」の直前の「転」の部分で二転三転の展開があるから最後まで目が離せなかった。序盤に会話の中で出てた出てた行方不明の泥棒が出てくる展開も見事だし蛇の頭脳プレイが最高。
冒頭の何気ない台詞「誕生日が嫌い」も大事なシーンでその意味がわかるし、無駄なカットが全くない。アメリカっぽい台詞回しも好印象。
泥棒系の主人公達にしては珍しく収容されてきちんと罪を償ったのもいい。

②キャスト(吹替) 9/10
舐めててすみませんでした。メインキャラ5人が全員芸能人だったので怖いもの見たさで視聴しましたが文句のつけようが全くない。尾上松也、安田顕、ウイカ、チョコプラ長田、河合、全員キャラに合ってて良かった。特に長田さんは器用な印象を受けた。
勿論、山口勝平、甲斐田裕子の実績豊富な実力派声優も言わずもがな良かった。

③映像 10/10
隕石の奪い合いは迫力満点だし、逃走シーンのハチャメチャ感がいい。これまた文句なし。さすがドリームワークス。

④キャラ 8/10
主役5名もそれぞれ特徴があって良かったんだけど、キツネの知事が1番心に残る。キツネなのにあんなに魅力的で艶やかなキャラに仕上げるのは凄い。
ただ動物と人間がごっちゃで、ほとんど人間の中でなんでストーリー関わってくるキャラ一部だけが動物なのか、変装しててもこれじゃバレバレじゃないか、と無理があったし、言葉を喋らない動物もいたので、いっそのこと全員動物にしちゃった方が良かったと個人的に思う。

⑤メッセージ性 8/10
個人的には「悪いことをしても償いのチャンスで人は変われることもある」と思った。
あと友達は大切にしないと。言ってはならないこともある。