ミシェル・ヨーは今や世界まで席巻した最も偉大なアジアのトップスターと言っても過言じゃないだろう。ボンドガールに選ばれた時もビックリだったがそこから更に20数年の時を経てここまでの境地へ至るとは感慨深い。
これまでほぼ無視されてきたアメリカにおいての中国人移民の生活の様相をメインに描かれているのも時代の変遷を感じる。それでいて更にSFという。カンフーにマルチバースとジャンルを超越した詰め込み具合なのに破綻してないのも見事。
アジア系の文化を始めとして序盤から色々な価値観の渋滞という感じでマルチバース以前にカオス。今後もハリウッド映画を観るごとに揺さぶられていくのだろうなこういうのは。言語の違いの部分は日本人であると聴き取り辛いか。どうにも字幕だと伝わりきらない部分もあるな。吹き替えでも同様だろうが。
まぁまぁどぎつい下ネタぶち込んでくるのがオイ!って思ったけど更にとんでもないモンを武器にしてぶん回してたし。そいやコレはスイスアーミーマンの監督か。観てないけど。