レオン

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのレオンのレビュー・感想・評価

2.9
"賛否分かれて当然" な作品と思います。
アカデミー賞10部門ノミネートの金看板に、今年に入って一番期待していた作品なのに・・なんとなんと・・寝てしまいました。睡魔に勝てず・・数秒なのか、数分なのか、分かりませんが。(映像は動いても、頭や心が動かない・・・)

序盤ドタバタ日常が続き面白い展開になかなか、ならずともまあ序盤だから・・そして税申告に。
やっと来た、マルチバース・・。
でも唐突なシーン変わりやアクションに、私的に面白いとは感じえず・・。
それに私が嫌う、輝度の低い暗いシーンがやたら多い。(日中の室内シーンなのに)

ヤフー映画では、現在★平均 2.9 です。
ちなみに私の斜め前の男性も、うとうとしてはりました♪

↓ややネタバレ

物語が2章に入って、ステファニー・スーのキャラが段々ド派手に変化して、他の人物も同じ役でいい役・悪い役が様々入り乱れて、何を目的に闘っているのか分からないややカオス状態に・・・。 そして全員マルチバース♪

この作品もか!、のLGBTQ、
さらにはソーセージ指や石の会話、アダルトグッズ、私にはほとんど笑えなかったお下劣アクション等・・。
もう何でもあり状態に、こんな作品なんだ・・と落胆ムードで徐々に思考回路が停止して、睡魔が段々と・・。
(バックに流れるDavid Bowie の「Time」も空しい)

いけないっと思いつつ、目を見開いても、また意味不明な争いシーン。
3度ほどこんな状態に陥り、イブリンがジョイとの親子会話でようやく心情を表したような描写に、思考が再回転し始めるも、また不思議アクションが・・。

3章の文字が見えた時、え~まだあるのか・・・。
幸い3章は短かったですが・・。
ラストに家族愛を感じるも、
作品を通して物語に入り込めず、登場人物にも感情移入出来ず、時間がかなり長く感じました。

カンフーアクション、名画オマージュ等、見どころもあるが、その分野にはもっと優れた作品があり、私的には見るのがつらく感じたシーンもあるのでこの評価に。
断片的でも「バビロン」はシーン毎に格段上の魅力があったし、「RRR」は3時間を2時間に感じさせてくれた。

「イニシェリン島の精霊」と「本作」よりは、上記2作品を、アカデミー作品賞にノミネートさせるべきと私的には感じました。
昨年は「コーダ」が作品賞でしたが、下品にマイノリティーやLBGTQを扱うとノミネート対象になるのかと、勘ぐりたくなります・・。

今回の95回アカデミー授賞式に関して
司会ジミー・キンメルのジョークはイマイチ笑えなかったり、分からずだったり・・。
でも、ミシェル・ヨーのコメントはこの日一番の盛り上がり♪
特に、「女性の皆さん、”旬を過ぎたなんて言わせないで!”
Never give up !」と拳を握っての言葉には大歓声が♪
飾らない堂々とした態度には大女優としての貫禄も感じました。
作品にはイマイチ入り込めませんでしたが、授賞式の彼女は素晴らしかったです。
レオン

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