エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのmsyのネタバレレビュー・内容・結末

とってもお姉さま世代の私にはめちゃくちゃ刺さってしまったけれども、若者にはどうなんだろう…この週末は千輝くん見に行く方が健全だとは思います………

ミシェルヨーと、ジェイミーリーカーティスが、可愛くない女たちが世の中を動かしてるって言うくだりとかグッと来てしまって。ガワの劣化からは逃れられないけれど、エヴリンのおでこに第三の目が開いたように長く生きてきたから見えることっていっぱいあって。こんなお姉さまたち見たら、これから先も生きるのが楽しみになる。
あとは勝手に敵を作り上げたり、娘がモンスターに見えたり、もしくは親心ですごい逸材に見えて期待が肥大したり、いくら親族間とはいえ同意を得ないカムアウトには傷ついたり、夫と一緒にならなければ私すごかったんです、って喜びを夫に分かち合いたくなったり、誰にわかってもらえなくても私だけのラクーンのために走るとか、彼を肩車して走るエヴリンとか、心の機微の可視化が優れており奇抜な映像はその照れ隠しをしてるだけだった。多分…
言うてることほんま優しかった全部。

キーホイクァンとの再会も歓喜だった。いろんな顔見せてくれて役者として現役バリバリでびっくりした。そしてウエストポーチのヌンチャクバトルが最高の最高の最高。正直ここがピークやったけど笑
でも最後までテーマがブレてなくてうるうるしてポロポロしちゃった。

誰もが心にマルチバースを持とう。

あと、犬好きさんには申し訳ないのだけど、小型犬ぶん回すやつめっちゃ笑った。メリーに首ったけのわんこも大好きやねん。