じゅんP

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのじゅんPのレビュー・感想・評価

3.8
それぞれの世界線で各自頑張っていきましょう、現場からは以上です(鋭意奮闘中) × ∞ なアホアホコメディ。

視野を無理くり押し拡げられる主人公の巻き込まれ感がウォシャウスキー以降でとっても好物だったのと、”鋭意奮闘”の部分がゴリゴリに日常かつ現実社会で、激流のごとく押し寄せる敵=日々をリアルカンフーで捌いていったら手元に残った一抹の自分とその拠り所は…みたいな話で大好物だった。

旧来の価値観に中指立てつつ、それでもなお親子・家族の絆方向にハンドル切っていく辺りのちょっとしたバランスと、一部ユーモアのセンスが合わなくて少し冷める部分もあったけど、この映画が話題性含めて映画界隈のド本流へとジャンプしていくのは、作品の内容ともリンクしていて爽快。

自分が自分を評価/肯定してあげなくて誰がするんだよ。リップ食ってスイッチ押していこうぜ。
じゅんP

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