ラム

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのラムのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

1つは愛して許容すること。
もう1つは対立し受け入れないこと。

あの時、こうしてたら今の自分のように不幸になってなかったのに、、、。
あの時、こうしてたら。って考えは選んだ選択を否定してて、自分や今の状況を許せていない。
自身を許せないまま、相手を知る余裕も無くて噛み合わずすれ違ってしまう。

愛することからやり直そう。

ウェイモンドの好きな目玉シール(お茶目w)は愛の象徴。
その逆で、虚無の象徴はベーグル。
中身がないってこと?
目玉は中が黒で外が白。ベーグルは中が白で(中身はなくて)外が黒。
まさに対極的。

童話「北風と太陽」のように、愛で包み込むこと。それが人の心を溶かす1番の近道。
許し、受け入れることから全て始まるって。
ウェイモンドは不器用だけど目玉シールでお茶目にエブリンの気持ちや家の雰囲気を明るくしたかったんだろうね。

色々な映画の名シーンのオマージュが随所に散りばめられていて、宝探しのようで楽しかった。
終始プププって笑いどころ満載で、これは?って所が何個かあったけど元ネタ映画を知らなかったり、見逃してるところいっぱいあると思う。
その辺を全部知ってからもう1回観てみたい。

奇想天外で馬鹿げたことを想像してみるって、アリス・イン・ワンダーランドからきてる?(違うかな)

普通の家族ものかと思ってたら急にアクション、ギャグもすごく小気味よくて。でやっぱりしっかり家族愛ありで色んな感情を鷲掴みにされて目が離せなくて頭フル回転で。
いい意味で忙しい映画でした。

好きです。

初のIMAX体験。
映画の世界に吸い込まれそうでドキドキが倍増でした☺️
ラム

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